
ハーレーと言えばカスタム、それよりも先に行った重要なこと
タイトル通りハーレーを購入しました。もともと国産のクルーザー乗りだったこともあり、ハーレーダビッドソンは憧れのバイク。
今回購入したハーレーは、XL1200X Sportster Forty-Eight 2015年モデル。
色はアンバーウィスキー(AMBER WHISKEY)。琥珀色のウィスキーといったところでしょうか。
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ハーレーと言えばカスタム
ハーレーに限ったことではありませんが、アメリカンクルーザーといえばカスタムですよね。
過去に所有したバイクもカスタムしていました。
マフラーにエアクリーナー、ハンドルにローダウンのためのサスペンション等は定番。
しかし、考えてみてください。
カスタムできるのもバイク本体があるから。
その大切なバイクがある日突然、あなたの前から姿を消したらあなたはどうしますか?
カスタムよりも先に盗難対策
人それぞれ優先すべきものが異なるとは思いますが、今回ハレーを購入するにあたり、わたしは盗難対策を最優先にしました。
今住んでいるエリアではハーレーの盗難なんて聞いたことないと周りの人は言います。
それでもバイクを盗まれない為の対策を優先する理由は、過去に2度の盗難にあっているからです。
まずはこの動画を見てください。
防犯カメラが何の抑止力にもなっていないことに驚きます。
ハンドルロック解除できなくても持ち上げて移動させている。
「手際が悪い」とナレーションされていますが、ロックを解除できな場合を想定して台車まで用意しているところを見ると初犯ではなさそうですし4人組の目的は達成されています。
オーナーの方の心中は察するに余りある、いや経験していることなのでよく分かります。
バイクを守る為の具体策
- キタコ (KITACO) ウルトラロボットアームロック TDZ-06 880-0818060
- CHAIN LOCK 12 CGL-120
- バイクカバー 耐熱 防水 溶けない 超撥水!オックス300D 厚手 バイクカバー【5L】
- ハーレー純正セキュリティーシステム
- セキュリティクラッチレバー(未購入)
【具体策1】キタコロック
キタコロックはテレビ番組の「ほこ×たて」で話題になったらしいですね。
かなりお値段の張るワイヤーロックですが、切られて持って行かれないためにはこれくらいの投資は当然です。
このキタコロックはハーレーの盗難にあった経験のある永井さんという方が作られたそうです。
それだけに、絶対に破られてたまるかという執念を感じますね。
【具体策2】CHAIN LOCK
こちらは後輪用として購入しました。
キタコロックほどではありませんが、サブとしては重量感あって頼れる感じです。(CHAIN LOCK 12 CGL-120)
【具体策3】バイクカバー
次にバイクカバーです。バイクカバーは車体の保護(雨や埃など)の他、車種を特定されないようにする意味もあります。
バイクカバーの前後にチェーンロックの通し穴があるので、チェーンロックを2ヶ所に通しておけば簡単にカバーをめくられることはないはずです。
Amazonのリンク先には何となく締まりのない写真が掲載されていますが、実際は黒く締まりがあって高級感あります。
前後の車輪付近にはゴムが入っているのと中央付近にはバンドで縛れるので、ちょっとした風が吹いてもパタパタと音を立てることはありません。
【具体策4】ハーレー純正セキュリティーシステム
まずハーレー車体にハーレー純正セキュリティシステムとハーレー 68352-06B H-D純正・スマートサイレンを付けました。
セキュリティ稼働中は振動や傾斜角をセンサーで検知します。検知するとターンシグナルの点滅と大音量の警告音が鳴ります。(ハーレー純正セキュリティーシステム)
しかし注意していただきたいのは、セキュリティーシステムは駐輪時に常時稼働している状態なのでバッテリーを消費します。バッテリー上がりの原因にもなるので、その点を考慮する必要があります。
【具体策5】振動センサー
先にも書きましたが、ハーレーの純正セキュリティーシステムは車載バッテリーの消費が大きいのと、イグニッションOFFの状態ではセキュリティーを解除することができません。
しかも高額なので、正直なところ、付けて失敗したと思っています。
電子系の盗難対策であれば、振動センサーとサイレンを取り付ける方法もあります。(RSコンポーネンツ)
市販されている一般的なイモビ系は割と簡単に破られるという情報もあるので、センサーを入手してセキュリティーシステムを自作する、これがハーレー乗りの腕の見せどころでしょう!?
【具体策6】セキュリティクラッチレバー
セキュリティクラッチレバーはクラッチレバーを容易に脱着できるので、乗らない時はバイクからクラッチレバーを外しておく。そうすれば走行することができないので乗り逃げは不可能。
シフトロッカーというプロダクトもあるので、セキュリティクラッチレバーと併用すれば窃盗団がバイクを押して移動することはできなくなります。
セキュリティクラッチレバーは免許証と車検証がないと購入することができません。
真のハーレーのオーナーしか購入することができないので仕組み的にも堅牢。大型二輪免許を取得したら即購入しようと思っています。(関西シンシアー)
バイクを盗まれた経験
先にも書いたように、以前は国産のクルーザーバイクに乗っていました。
1台目はHonda Steed 400、3台目はYAMAHA DragStar Classic 400です。1台目のSteed 400を買ったのは1994年、大阪に住んでいた頃です。
友人も同じSteedを買って神戸や京都にツーリング行ったり、1995年1月の阪神大震災の時は神戸の友人達に物資を運ぶのに活躍してくれました。
しかし同年の10月に盗難。盗難保険に入っていたので車両価格の一部を負担しただけで新車が手に入りました。
しかし多くの思い出が詰まったバイクです。新しいバイクが手に入ったからといって割り切れるものでもなく、しばらくして新しいSteedは売っていまいました。
3台目のDragStarは2000年に購入。住んでいた場所は芦屋の閑静な住宅街。以前よりも太い「赤いバロン」の盗難保険付きチェーンに変えました。
環境的にも盗難のリスクは低いと考えていたのですが甘かったようです。バイクは通勤にも使っていました。出勤しようと駐輪場まで行くと、あるはずのバイクがない。
一瞬頭の中がホワイトアウト状態になるも、
いや、そんなはずはない。あの太いチェーンロックが切られて持って行かれるはずがない。きっといつものコンビニに置き忘れてきたに違いない。
などと現実を受け入れることができない。それでも会社に行かなければなりません。電車に乗っている間、ずっとバイクのことを考えていました。
前日の夜に帰宅した時間、天候、確かにバイクで通勤しバイクで帰ってきて、チェーンロックも施錠したことを思い返していました。
会社に着く頃には現実を受けとめ、即盗難届の手続きに入りました。その頃わたしが所属していたのはカーナビを作る会社でした。
盗まれたバイクが戻ってくることはまずない。なぜなら、解体され海外に輸出されることを前回盗難されたことで知ったからです。
それでもバイクを盗んだ連中を許すことができず、何とかしてバイクの場所を特定する仕組みができないかと親しい仲間に話しました。
今でこそスマホにGPSは当然のように付いていますが、当時はバイクに搭載できるようなものは難しい。
であれば、PHSの基地局を利用すればいいのではないか?
例えばバイクに送信機、自宅に受信機を持っておき、送受信機が一定距離を離れると受信機を鳴らすといった仕組みは可能かなど、仕様を詰めて大手の電機メーカーの知り合いに聞きに行っていました。
そのようなことをしている間にココセコムというサービスがリリースされ、また盗まれるかもしれないという不安は随分と和らいだ。
4台目のYAMAHA DragStar Classic 400はイモビライザーとココセコムを搭載して最後まで大事に乗ることができた。
このようなバイク盗難の心配などしなくてもいい世の中であってほしいと切に思います。
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