
社長も社員も読んでおけ!世界一シビアな「社長力」養成講座
相反する重要事項
雇い主(社長)のビジネスは社長の人生であり、社長の人生は社長のビジネス。だからオンもオフもあまり関係ないと思う。
が、従業員は違う。
社長と従業員の重要事項は相反する。
従業員の心の中
- 子供の世話
- 結婚生活の維持
- 休暇、休日、その他の計画
- 請求書の支払い
- 食料品の買い物
- テレビの視聴
- オフィスの人間関係(イヤな奴は誰で味方は誰か)
- 時間通りに仕事を始めること
- 時間ぴったりに仕事を終えること、できれば早く終えること
- 今日自分はいくら会社の利益を生み出すことができたか
社長の頭の中
- 今日われわれはいくら利益を生み出すことができたか。
多くの従業員は早く帰ることしか考えていない
従業員は、お客が品物を買おうが買うまいが、とにかく閉店15分前に店を出てくれること、そして自分が1分でも早く店を出て服従や束縛から開放されたいと思っている。
社長と従業員の本質的な関係ってなんだろう?
「従業員を家族扱いするのは愚の骨頂」であると世界一シビアな「社長力」養成講座に書かれている。社長経験はないが、自分でも従業員経験を長年しているのでこれが愚策であることに賛同できる。
社長が従業員の誕生日や子供の誕生日、またはそれぞれにある記念日に気を配ることは大事だと思う。
一方で従業員が社長にバースデーケーキを用意するのは、一部は親しみからであるとしても一部は義務感からでもあることを知っておきたい。
先にも書いたが、社長と従業員の最重要事項は異なる。
従業員が彼らの最重要事項に従って行動しようとするのを、雇い主側は絶えず邪魔をしている。
社長が自分の重要事項を通すためには、従業員のそれを排除するなり妨害するしかない。ハッキリ言えば、社長は彼らにとってはまったくイヤな奴となる。
世界一シビアな「社長力」養成講座
これらのことから、敵対する者達が集まって構成されているのが会社(職場)のようだ。
敵対する勢力に時間を吸い取られてるのではなく、収益につながる仕事に集中できることをテーマに書かれている。
温情もないかわりにブレもなく、ついでに学問的な屁理屈もない、社長も社員も読んでおけ!な一冊。
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