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  • FORTY-EIGHTに乗っていることからハーレーに関するネタを綴っています。

劣化したハーレー純正バッテリーを再生できる?!

バイクや車、Macと、何かとバッテリーネタの多いこのブログですが、今回はエンジンをかけることができなくなってしまったハーレー純正バッテリーを再生してもらった話です。

電圧は正常なのにエンジンがかからない場合は、CCAの値が低下しているのかもしれません。

CCAが170まで劣化

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この170という値はMIDTRONICS PBT-200というバッテリーテスターで計測したCCAの値です。

170という数値が良いか悪いかと言うと、悪い数値になります。ハーレーのスポーツスター用の新品純正バッテリーであれば、225という値です。

 

コールド・クランキング・アンペアー(CCA)とは?

CCAとはCold Cranking Ampereの略で、低温時のエンジンの始動性能を表す値のことです。
一般的にCCA値が高いほどエンジンの始動性能は高いと言えます。
テスターで計測した電圧が正常でも、寒い冬にエンジンがかからない場合はCCA値が低くなっている可能性があります。

 

CCAが245まで回復!

わたしのHarley-Davidson XL1200X Forty-Eightはチョイ乗りばかりしていたのでバッテリーが劣化していました。

通常のテスターで測定した電圧は12.7V、充電率は100%と問題ないのですが、規定値225CCAの純正バッテリーが170CCAまで性能低下してしまったので、エンジン始動しなくなったのも頷けます。

バッテリーがここまで劣化した場合、バッテリーを充電しても性能が回復することは期待できないそうです。

でも、あることをしたら…
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CCAが245まで回復しました! というか、新品のCCA値を上回っているではありませんか!!

しかも良否判定がそれまでNGだったものが、OKグリーン点灯です、凄い!!!

あまり頻繁にバイクに乗れないのであれば、バッテリーテンダーでこまめに充電してあげるとバッテリーをいい状態で保つことができると思います。

 

CCAを回復させた方法

新車納車時に搭載されていた純正バッテリーを諦め、Amazonで65958-04Aの互換バッテリーを探していた時のこと。

車やフォークリフト等のバッテリー再生を手掛けるある会社の広告が目に入りました。その会社に「ハーレー純正のAGMバッテリーでも再生できますか?」と問い合わせすると、

やってみないと分かりませんが、バッテリーを送ってください。やってみます!

と、今まで問い合わせたところとは異なり、すごくポジティブな応対でびっくり。しかも、

バッテリーを再生できなかった場合はお金はいただきません(※送料は別途必要)。

というオファーまで付けてもらったので、即劣化したハーレーの純正バッテリーをその会社に送りました。バッテリー再生を行ってもらった翌日に、残念ながらバッテリー性能が回復しなかったと連絡がありました。がしかし、それと同時にその会社から強気の提案。

お預かりしたバッテリーにもう少し負荷をかけてれば再生できるかもしれません。壊れる可能性はありますが、やってみましょうか?

との内容です。そもそも僕が送ったバッテリーは外観こそ異常はないものの、エンジン始動させることができないので壊れているも同然。

そのまま送り返されても自分で廃棄しなければならないので、「壊れてもいいので、再生をお願いします!」と、その会社に一縷の望みを託して得た結果が規定値を上回る245CCAです。

いやっ、めちゃくちゃ嬉しかったですね!自分では何にもしていないのですが、なんだか勝利したって感じで。だって新車で買ったハーレーのバッテリーが6ヶ月足らずでダメになるなんて納得いかないでしょう。意地になってたんですよね。

 

バッテリー再生の株式会社関谷

そんなわたしの意地に嫌な顔せずに付き合ってくれたその会社について書きます。その会社の名前は、株式会社関谷、宮崎にあります。

バッテリーの開発、再生、蓄電の技術には目を見張るものがあります。会社の特徴など、詳しい情報は株式会社関谷のホームページをご覧ください。

ここでお伝えしたいのは、決して諦めない株式会社関谷の技術者魂です。ハーレーの純正バッテリーは実績がないからと何社も断られてしまったのですが、「とにかくそのバッテリーの状態を見たい。」という気迫が伝わってくるのです。

前述したように、最初の処置で思うような結果が得られなかった時でも、「次はこういう方法でやってみたら再生できる可能性があります」というように、素人にでも分かりやすく提案してくれました。

自分でも諦めていたバッテリーに対して真剣に向き合ってくれる。感動しますよ!まさに技術者魂です。

 

バッテリー再生という選択

「バッテリーの交換時期ですね。」などと言われディーラーで交換すると、2万円以上の費用がかかります。それはちょっと高いなと思ったわたしは、ハーレー純正バッテリー(65958-04A)の互換バッテリーを購入しました。

バッテリー再生のことを知ることがなかったら、純正バッテリーは廃棄していたと思います。

でも純正バッテリーを再生してもらって今は2つのバッテリーを交互に使うことができるようになりました。

外しているバッテリーはバッテリーテンダーで充電しているので、万が一エンジンがかからないということになっても安心です。

アパートやマンションに住んでいるなら小型の太陽光発電。


もし使えなくなったバッテリーをどうしようか?と思われているのなら、株式会社関谷に相談してみることを強くお勧めします。

ホームページで謳われているように、「驚愕の価格と技術を実現」は、だてではありませんでした。

 

株式会社関谷の情報

営業時間:AM 8:00 ~ PM 5:00
定休日 :日曜日
住 所 :〒880-1222 宮崎県東諸県郡国富町大字八代北俣2027-4
電話番号:0985-78-1350
ホームページ:http://www.battery-sekiya.com/
オンラインショップ:http://sekiyabattery.shop-pro.jp/

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