夜のきたうら善漁。の入口

翼の王国5月号(2012年)きたうら善漁。

【2026年追記】この記事を書いてから14年、ようやく「きたうら善漁。」へ行ってきました。記事の後半に、そのときの話を追記しています。

翼の王国5月号

ANAの機内誌、翼の王国5月号に「二度目の延岡」というタイトルで宮崎県延岡市がフォーカスされていました。

近いとか、地元ということで、宮崎県内にはまだ行ってない場所がたくさんあります。

宮崎市から車で約2時間のところに位置する延岡市もそうで、なかなか行く切っ掛けがなかった場所。

心が躍る熱き料理人

著者(門上武司さん)が心を躍らせたその料理人とは、きたうら善漁。(きたうらぜんりょうまる)の店主、26歳まで漁師、そこから料理の修業を重ね2008年31歳のときに暖簾を掲げた吉田善彦さん。

「アジやイワシなどの大衆魚がこんなにおいしいのか、白ご飯ってこんな味がするのかを知ってもらいたいと思っています。当たり前に誰でもやろうと思えばやれることを提供したいのです。」

と記事中に書かれてあった。

お値段は決して安くはないけれど、料理とサービスを考えれば、支払う価値は十分にある。そう思わせてくれるお店なんだろうな、という気がします。

吉田さんは寡黙らしいが、料理が吉田さんの事を語ってくれるのだろう。
行くか!延岡へ!!

2026年春、やっと行けた

「行くか!延岡へ!!」と書いてから、なんと14年。2026年の春、ついに「きたうら善漁。」へ行ってきました。

我ながら、腰が重すぎますね(笑)

行けなかった理由

ANAの機内誌に載るほどの店なので、行く価値があるのは頭では分かっていました。

それでも、宮崎市からは車で約1.5時間。電車なら特急で約1時間10分(片道3,130円)、延岡駅からさらにタクシーで約5分かかります。

この微妙な距離と所要時間を思うと、「そこまでして行くか…」と、なかなか腰が上がらなかったんです。

きたうら善漁。の個室

今回は、前から「行きたいね」と話していたGrevenさんと、誕生日祝いを兼ねて「今年こそは」と足を伸ばしました。

通されたのは、落ち着いた雰囲気の個室。ここで、ゆっくりいただきました。

旨いものは作りません?

席に置かれていたお品書きには、「旨いものは作りません。驚きや面白さもございません。」の一文が。

そう書いてあるのに、お刺身の横に添えられた薬味は、もはや芸術。極薄で繊細な切り口から、研ぎ澄まされた包丁さばきが伺えます。

ネギも一つ一つが均一な細さで、まるで緑の宝石をちりばめたよう。お刺身の味をより一層引き立てる、職人のこだわりと技術の結晶でした。

〆はお釜炊きご飯

2012年に引用した店主の言葉、「白ご飯ってこんな味がするのかを知ってもらいたい」。

〆のお釜炊きご飯は、ふっくらとした食感と甘み。お焦げもパリパリで、めっちゃ美味しかったです。

行くなら延岡に一泊

わたくしは車だったので、ノンアルコールワインで乾杯して、帰りも運転しました。でも、せっかく行くなら延岡に一泊がおすすめかな。お酒も帰りの時間も気にせず、ゆっくり楽しめます。

きたうら善漁。大切な人と行ってほしい店でした。

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