週刊誌の表紙風年賀状、Claude Codeに頼んだら1分で完成した

Claude CodeとPixelmator Proで作った週刊誌の表紙風年賀状(愛犬グリ)

毎年2〜3週間かかっていた年賀状づくり。今年はClaude Codeに頼んでみたら、組み立てはたったの1分で終わりました。

写真選びも、見出しの叩き台も、AIが一瞬で出してくれます。Neo隊長がやったのは、選んで、直して、オチを付けるだけ。

この動画、全部Claude Codeが操作しているものです。

無言の圧力

毎年の恒例行事

年末が近づくと、わが家には恒例の空気が流れます。

12月上旬になっても、わたくしが年賀状の話を切り出さないと、妻からこの一言が飛んできます。

私が作っていいの? しょぼいヤツになるけど

「早く作って」ということなんですけど、これが毎年の恒例行事になっております。

2〜3週間かかる作業

Neo隊長の家の年賀状は、子供が小さい頃は週刊誌の表紙風。家族の1年を、中吊り広告の見出しみたいに並べるスタイルです。

好評なのはありがたいのですが、これが手間のかかる作業なんです。

全部やってると、完成するのに毎年2〜3週間かかってしまうんです。

週刊誌の表紙風の年賀状の作り方や、ネタの出し方は、こちらにまとめています。

Claude Codeに頼んだのは3つ

今回は試しに、Claude Codeにこう頼みました。

  1. 週刊誌の表紙風の年賀状を、Pixelmator Proで作って(その様子を動画に)
  2. 素材は、Googleフォトの犬の写真から選んで
  3. 見出しは、架空でいいから考えて

Claude Codeは、Anthropicが作ったAIで、Macのターミナルで動きます。文章で頼むと、ファイルを作ったり、アプリを操作したりしてくれる助手のような存在です。

主役は、わが家の愛犬グリ(10歳)にしました。

AIがやったこと

Claude Codeの動きは、こんな流れでした。

  1. ChromeでGoogleフォトを開いて「犬」で検索し、年賀状向きの写真を3枚提案
  2. 写真に合わせて見出しの叩き台を作る
  3. Pixelmator Proをスクリプトで操作して、年賀状を組み立てる
  4. できあがりを保存して、JPEGで書き出す

写真はいきなりダウンロードせず、「この3枚でいいですか?」と毎回確認してくれます。人の顔が写った写真は、候補から外してくれていました。

組み立ての中身は、手作業とまったく同じです。5つの手順に分けて見ていきます。

はがきサイズの白紙を作る

はがきサイズの白紙を開いたPixelmator Proの画面

まずは、年賀状の土台になる白紙を作ります。

サイズは1748×1181ピクセル。はがきの横向き(148×100mm)を、印刷に向く300dpiにした大きさです。最初にこのサイズで作っておけば、あとは家のプリンターでそのまま印刷できます。

色ブロックで4つに区切る

色ブロックで画面を区切っている途中の画面

次に、色ブロックを置いて画面を区切ります。

今回は、黄色(メインの特集)、チャコール(特集2)、青(特集3)、オリーブ(誌名)の4色です。色で区切るだけで、一気に週刊誌の表紙っぽくなります。

写真を枠で切り抜く

色ブロックで4分割し、写真を配置したPixelmator Proの画面

区切った枠に、写真を置いていきます。

枠からはみ出した部分は、クリッピングマスクで隠します。すぐ下にある色ブロックの形に合わせて、写真を切り抜いてくれる機能です。はさみで切るのと違って元の写真は残るので、あとから位置を直すのもラクです。

対象を選択で背景を消す

Pixelmator Proの対象を選択でグリが点線で選ばれた画面
グリのまわりに点線が出ているのが「対象を選択」。段ボール箱ごと、きれいに選んでくれました。

メインの写真は、グリだけを切り抜いて、枠からはみ出させます。

使うのは「対象を選択」。写真の中の被写体(主役)を、アプリが自動で見つけて選んでくれます。あとは選択範囲を反転して消去すれば、背景だけが消えます。

背景を消去してグリを切り抜いた画面

段ボール箱の角が枠から飛び出して、週刊誌っぽい躍動感が出ました。後ろに写り込んでいた椅子の脚だけは残ってしまったので、その部分を選んで消しています。

見出しに外枠線を付ける

見出しを1文字ずつ入力している途中の画面

最後に、見出しを入れます。

フォントは、太いヒラギノ角ゴシック W9。文字を入れたら、白や黒の外枠線を付けて、写真の上でも読みやすくします。1文字ずつ入力しているのは、動画で見やすくするための演出です(笑)。

完成した年賀状を開いたPixelmator Proの画面

これが、全部で約1分。動画用にわざと1手順ごとに間を空けてこれなので、待ち時間なしなら約12秒でした。

2〜3週間かけていたのは、なんやったんやろ……。

失敗もあった

とはいえ、一発で完璧だったわけではありません。

「グリ」が「クリ」に見えた

外枠線が文字の内側にかかって、「グリ」の濁点がつぶれていました。小さな文字ほど、線に飲み込まれやすいんです。

線の位置を「外側」に変えたら、ちゃんと「グリ」に戻りました。

見出しがはみ出した

右の列が狭く、「おやつ消失事件」が枠からはみ出していました。

文字を小さくして、枠の中に収めています。

こうした手直しも、「字がつぶれてる」と伝えるだけで、原因を見つけて直してくれます。

見出しは人間

AIが出してくれた見出しは、こんな感じでした。

  • 「新居は段ボール 家賃ゼロで即入居!!」
  • 「おやつ消失事件 容疑犬は黙秘を貫く」
  • 「シニアの仲間入り!? と思いきや……寝相は子犬のまま」

週刊誌っぽさは十分。でも、最後のオチは人の仕事だと思います。

わたくしが付け足したのが、この2つです。

  • 「年収 未収入 でも可愛いから許す」
  • 「家族以外には吠えまくる番犬ぶり 10歳になっても衰えを知らない!!」

うちの子の「らしさ」は、やっぱり家族にしか書けないんですよね。

写真はAIに見せる

1つ、正直に書いておきます。

今回の写真は、もともとGoogleフォトに保存していたものです。写真を選ぶとき、Claude CodeはGoogleフォトの画面を見ているので、写真はAIにも見せています。

一方で、Pixelmator Proでの編集(切り抜きや文字入れ)は、Macの中で完結しています。完成したファイルもレイヤー付きで手元に残るので、来年は写真と見出しを差し替えるだけで作れます。

家族の写真をAIに見せたくない人は、人が写っていない写真やペットの写真から試すのがおすすめです。

必要なものと費用

今回使ったものは、この3つです。

必要なもの費用
Mac手持ちのもの
Pixelmator Pro8,000円(税込・買い切り)
Claude CodeProプラン:月20ドル(年払いなら年200ドル)から。上位のMaxプランは月100ドルから(どちらも税別)

Claude Codeは、無料プランでは使えません。いちばん安いProプランでも使えるので、まずは1か月だけ試してみるのもアリだと思います。料金は2026年9月時点の公式の料金ページより。

ちなみに、デザインアプリのCanvaも、2026年1月にClaude向けの公式コネクタを出しています。会話からデザインを作れるらしいので、Canva派の方は、そちらから試してみるのもよさそうです。

まとめ

Claude Codeは、年賀状を全部お任せで作ってくれる魔法ではありません。でも、

という叩き台係としては、めっちゃ優秀です。

人は、選んで、直して、オチを付けるだけ。2〜3週間の憂うつが、2時間ほどで終わるなら、妻の無言の圧力にもビビらずに済みそうです。

さて、あなたの家の創刊号は、どんな見出しにしますか?

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