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ハーレー純正セキュリティー搭載 Forty-Eightのバッテリーを取り外す方法

キーフォブ(セキュリティリモコン)の電池切れの方は、こちらをご覧ください。

2015 スポーツスター バッテリー取り外し

ハーレーダビッドソン純正セキュリティシステムを搭載した車両のバッテリーを取り外す手順を動画にしました。

取り外しに必要な工具

今回バッテリーを取り外すために用意した工具は以下のものです。最初は車載工具で何とかしようと思ったのですが、車載工具ではシートのネジを緩めることくらいしかできなかったので、お持ちでない方は購入しておいた方がいいでしょう。

プラスドライバー

プラスドライバーは、シートのネジ(マウントスクリュー)とバッテリーのターミナル取り付ける時に使います。わたしは絶縁タイプのドライバーは使いませんでしたが、絶縁ドライバーを使ったほうが安心です。

 

10mmスパナ

10mmスパナはバッテリーのターミナルを緩める時、取り付け時にギュッと締める時、バッテリーストラップの脱着時に使います。

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絶縁テープ

絶縁テープはスパーク防止とケーブルをまとめておくのに役立ちます。

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Forty-Eightのバッテリー取り外し手順

How2RemovingBattery

1. シートを取り外す

シート後方のネジ(マウントスクリュー)を取り外して、シートを下に押しながら前方向に動かし、少し持ち上げるとサドルポストからキーホールブラケットが外れます。そこからシートを後方に引くとシートが外れます。

文字にしても分かりにくいので、動画の2分05秒あたりを確認してもらうと分かってもらえるかな? とは言っても、それほど難しいものではありません。

動画中では、シートを取り外す方法がハーレーのマニュアルには載っていないと言っていましたが、スポーツスターモデル 使用説明書(SPORTSTER MODEL 2015 HARLEY-DAVIDSON OWNER’S MANUAL)にちゃんと掲載されていました。

お手元に「スポーツスターモデル 使用説明書」がある方は、153ページのメンテナンスと潤滑「シート 取り外し」として掲載されています。

2. 左サイドカバーを外す

これは説明いらないと思いますが、念のため。左サイドカバー上部のコーナーを持って、フレームからゆっくり引きます。バイクの左サイドカバーの下部に引っ掛けがありますので、少し持ち上げると左サイドカバーを車両から取り外すことができます。動画の2分16秒を参考にしてください。

3. ハーレー純正セキュリティの解除

セキュリティ解除はいつもエンジン始動が時にやっていることなので、登録されたキーフォブが感知範囲内にること。そしてキーをイグニッションONの状態にしてセキュリティを解除します。動画の2分46秒を参考にしてください。

以下は余談になります。
バッテリーの接続の切り離しと取り外しについては、取説の145ページに注意事項として、

スマートサイレン装備キーレス式モデル:キーフォブが感知範囲内にあることを確認します。バッテリーやメインヒューズの取り外しを行う前に、ストップ/ランスイッチをRUNに切り替えます。

と書かれています。

取説の80ページに、

アラームの解除 キーフォブ:キーフォブを車両に近づけます。システムがフォブの存在を確認した後、システムはアラームを終了します。

と書かれているので、キーフォブが車両近くにあればアラームは鳴らないと思われますが、日本仕様のキーフォブは国内の電波法の基準に合わせるために電波の出力が抑えられています

その証拠に、エンジンをかけて走り出してしばらくすると、オドメーターウィンドウに「NO FOB(キーフォブなし)」とメッセージが10秒間表示されます。最初は走行中にエンジンが止まるんじゃないかと心配したのですが、注意喚起のみでエンジンが止まることはないそうです。

話がそれましたが、マニュアル通りやるとサイレンが鳴り出す可能性があるのでは?と考えました。この疑問をディーラーのメカニックの方にぶつけたところ、キーフォブを感知範囲内において、イグニッションONでセキュリティ解除してから、メインヒューズを抜けばサイレンは鳴らないとアドバイスをもらいました。

この方法は、取説の151ページメインヒューズの項にも書かれています。

4. バッテリーストラップを緩める

10mmスパナでバッテリーストラップ下部のボルトを外しバッテリーを抜き取る準備をしておきます。サドルバッグを付けていると、スパナでボルトを緩めにくいこともあるので、場合によってはサドルバッグを外しておいた方が作業効率はいいと思います。動画3分07秒

5. メインヒューズを抜く

40Aと書かれた一番大きなヒューズがメインヒューズです。当たり前なんでしょうが、メインヒューズを抜くとそれまで付いていたヘッドライトの明かりも消えます。動画3分35秒

6. マイナス端子を外す

何より感電することを恐れていましたが、正しい手順で行えば感電することはないようです。バッテリーを外す時は、必ずマイナスからです。でも以前のスポーツスターは、プラス端子を外さないとマイナス側にアクセスできなかったとか…

この動画ではバッテリー端子を素手で触ることはしていませんが、素手で触っても大丈夫なことを確認しています。外した後は絶縁テープを巻いて感電しないようにしています。動画4分05秒

7. プラス端子を外す

プラス端子もマイナス端子と同様に実施します。ここで気付いたのですが、プラス端子はマイナス端子に比べケーブルが一本多くてメインヒューズケーブルプラスケーブルが重なっています。

ボルト(スクリュー)を通す順番もあるようで、メインヒューズケーブルを通した後にプラスケーブルを通しプラスターミナルに取り付けなければならようです。動画5分17秒

8. バッテリーを引き抜く

配線されたケーブルが引っかからないよう注意してバッテリーを引き抜きます。動画6分25秒

Harley-Davidson AGMバッテリーの充電

あなたのモーターサイクルには、従来の鉛蓄電池よりも優れたAGMバッテリーが装備されています。

このバッテリーは、長年に渡って適切なバッテリー充電器を使用し保管手順を守ることが必要です。密閉式で液漏れがないので、自動でバッテリー電圧をモニターする充電器(14.6v以内の充電率を使用する)が、バッテリーセルのドライアウトの原因となる過度な充電を防ぐために必要です。定電流バッテリー充電器の使用は、AGMバッテリーを損傷させる場合があります。

運転しない間も満充電を維持するため、特に2週間以上運転しない場合、ハーレーダビッドソンでは純正パーツ&アクセサリーとしてご用意しているバッテリーテンダーの取り付けをお勧めしています。

お求めの際は、ハーレーダビッドソン正規販売網店にご相談ください。これらのバッテリーテンダーは、簡単接続ケーブルが付属しているので、モーターサイクルから分解することなく容易に接続が可能です。一部のモデルには、バッテリーテンダーコネクターが標準装備されています。

定期的なバッテリー充電を怠ったり、定電流バッテリー充電器を使用すると、バッテリーの保証が無効になる場合があります。バッテリー充電/保管手順の詳細については、本マニュアルの「バッテリーの充電」の項をご参照ください。

上記は、「HARLEY-DAVIDSON スポーツスターモデル 使用説明書」の目次の前に書かれた重要なメッセージです。

僕はマニュアルを読んでこのことを知ったので、駐輪場で電源を取れない環境でも太陽光を使って充電できる太陽光発電バッテリーテンダーを使っていました。
が、しかし…

エンジン始動できず 常時充電なのにバッテリー弱った!?

季節は移ろい、陽は傾き周辺のビルが影を落とす。愛車をとめる駐輪場には、いつの間にか日が差さなくなっており、十分にバッテリーへの充電がされていなかったのです。

決して太陽光発電バッテリーテンダーの性能の問題ではなく、季節を感じ情緒的な生き方を忘れ、適切な対応をしていなかったわたくしの不注意でございます。

電気系統は触りたくない

実はバッテリーが原因でエンジン始動ができなくなったのは今回が2回目。過去に感電を経験しているわたしは極度の電気嫌いでございます。

できることなら、いや絶対に電気系統は自分で触りたくないという思いから、最初にエンジン始動できなくなった時は自宅駐輪場にも関わらず、保険のサービスであるジャンプスタートで危機を乗り越えたのでございます。

そして今回… 2枚目のカードはありません。

自力でバッテリー交換を決意

苦手なことは何故か何度も何度も目の前に立ちはだかってきます。引き寄せの法則といいますか、そろそろ自分が望むものを引き寄せたいものですが、取り分け「電気」に関してはあの手この手で襲ってきます。

だからもう逃げない、立ち向かうと意を決したところでした。

やってみて感じたことは、「簡単! 正しい知識と正しい手順でやれば、ぜんぜん怖くない」
ただ所有して都合よく乗っているバイクから、本当の意味での愛車となった気がします。

ハーレーライフに欠かせないアイテム

今回の動画には含まれていませんが、バッテリーを取り外した後にバッテリーテンダーを使って充電しエンジンを始動させることができました。

そして、太陽光発電バッテリーテンダーの置き場所を日の当たる場所に変えることによって、以前のように充電もできています。これらはハーレーライフには欠かせない重要なアイテムです。

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